【 大友良英展最終日 】
13日はYCAM大友良英展の最終日だった。

↑はwithout records。制作・設置ボランティアに参加したせいか、少々感傷的な思いに暮れる。
↓は大友良英+高嶺格のサウンド・インスターレーションorchestras。

もう3度ばかりみたが、飽きることがない。写真に収めてみるとなんだかヒエロニムス・ボスの描く音楽地獄みたいだ。
↓奈落の作品群も見事である。


外に出ると、影の長くなった秋の日暮れどき、草野球に耽る少年たち。



↑はwithout records。制作・設置ボランティアに参加したせいか、少々感傷的な思いに暮れる。
↓は大友良英+高嶺格のサウンド・インスターレーションorchestras。

もう3度ばかりみたが、飽きることがない。写真に収めてみるとなんだかヒエロニムス・ボスの描く音楽地獄みたいだ。
↓奈落の作品群も見事である。


外に出ると、影の長くなった秋の日暮れどき、草野球に耽る少年たち。


- [2008/10/15]
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【 大友良英コンサート@YCAM 】
大友展のクロージングライブに行く。過去2回のライブも鑑賞したが、オールドタイプのノイズファンの私には、今回のライブが最もノイズらしくてあらためて大
友ワールドを堪能できた。かつてノイズといえば、ただただ音響の洪水的なものが多くてしばしば退屈したが、大友のノイズはとにかく飽きさせない。いろんな
音の引き出しをもっている。ノイズファンが期待する音の「快」を熟知しているのだ。あらゆる音楽ジャンルのイディオムから解放された音響デザインに惚れ惚
れした。
第1部は韓国から来た3人とのセッションで、皮膚を引き裂き肉をかきむしる強音ノイズ。クリスチャン・マークレイも好んで使ったというアメリカのいかついタ ーンテーブルを用いたり、CDやHDDの回転を遮って軋り出る音を拾って処理したりといったもの。繊細さとは無縁な私の耳には、弱音系ノイズよりこうしたア ナーキーな音が似合っている。音が聴覚領域を突き抜けて視覚領域にまで侵襲したかのようで、ありえないはずの音源の視覚イメージが脳内を暴れまわ り、ときには内臓にまで襲い掛かる。
第2部はwithout
recordsのプレーヤーが林立するホワイエ。集まってきた人の多さに感動する。日本の外れの山口にこんなに多くのノイズファンが集合するとは、未来は明る
いというか世も末というか。プレーヤーの袂に腰を下ろしてリラックスする姿は屋内なのにまるで野外のノイズキャンプだ。ここでも強音系ノイズがメインで、こ
れまでのライブでやや感じられた「共演者たちの持ち味重視路線」でなく、ワシの音を聴けとばかりに炸裂する大友節が豪快だ。
第3部は高嶺格のorchestras作品が天井から多数吊るされたスタジオAで、山本精一ほかアジアのミュージシャンたちとの共演。スタジオB→ホワイエ→ スタジオAと会場が移っていくコンサートスタイルは実に新鮮で、YCAMスタッフの強い協力体制があってこそ実現できたことが窺われる。
ここは大友の発する音だけに集中させてもらった。碁石やボタンを落とし、ペットボトルを振り、突起のあるガラス管を鳴らし、ターンテーブルの擦れる音を
拾い、ツマミを調整し、ドラムを叩き、セロハンテープを引っ張る音まで駆使して各モノがもつ個性的な音を引き出して提示する。どうしてこんな音に惹かれ
るのか分からないが否定しようもなく快い。自分が同じようにやってみてもとうてい出せない心地よい肌触りの音の連続だ。
池田亮司が精米歩合50%未満の大吟醸なら大友のノイズは古酒とマオタイ酒とシャンパンを混ぜたような野味たっぷりの酒だ。しかしそれは適当にブレ ンドされたものでは決してなく、さながら熟練した錬金術師が一生かけて創り出したエリクシルを含んだ最高の美酒だ。
第1部は韓国から来た3人とのセッションで、皮膚を引き裂き肉をかきむしる強音ノイズ。クリスチャン・マークレイも好んで使ったというアメリカのいかついタ ーンテーブルを用いたり、CDやHDDの回転を遮って軋り出る音を拾って処理したりといったもの。繊細さとは無縁な私の耳には、弱音系ノイズよりこうしたア ナーキーな音が似合っている。音が聴覚領域を突き抜けて視覚領域にまで侵襲したかのようで、ありえないはずの音源の視覚イメージが脳内を暴れまわ り、ときには内臓にまで襲い掛かる。
第2部はwithout
recordsのプレーヤーが林立するホワイエ。集まってきた人の多さに感動する。日本の外れの山口にこんなに多くのノイズファンが集合するとは、未来は明る
いというか世も末というか。プレーヤーの袂に腰を下ろしてリラックスする姿は屋内なのにまるで野外のノイズキャンプだ。ここでも強音系ノイズがメインで、こ
れまでのライブでやや感じられた「共演者たちの持ち味重視路線」でなく、ワシの音を聴けとばかりに炸裂する大友節が豪快だ。第3部は高嶺格のorchestras作品が天井から多数吊るされたスタジオAで、山本精一ほかアジアのミュージシャンたちとの共演。スタジオB→ホワイエ→ スタジオAと会場が移っていくコンサートスタイルは実に新鮮で、YCAMスタッフの強い協力体制があってこそ実現できたことが窺われる。
ここは大友の発する音だけに集中させてもらった。碁石やボタンを落とし、ペットボトルを振り、突起のあるガラス管を鳴らし、ターンテーブルの擦れる音を
拾い、ツマミを調整し、ドラムを叩き、セロハンテープを引っ張る音まで駆使して各モノがもつ個性的な音を引き出して提示する。どうしてこんな音に惹かれ
るのか分からないが否定しようもなく快い。自分が同じようにやってみてもとうてい出せない心地よい肌触りの音の連続だ。池田亮司が精米歩合50%未満の大吟醸なら大友のノイズは古酒とマオタイ酒とシャンパンを混ぜたような野味たっぷりの酒だ。しかしそれは適当にブレ ンドされたものでは決してなく、さながら熟練した錬金術師が一生かけて創り出したエリクシルを含んだ最高の美酒だ。
- [2008/10/12]
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【 ヤマザキヤマト 】
どちらかというとダークなものが好みだが、こと音楽に関しては情緒性や身体性と密接に結びついていることもあって、明るいものにもしばしば惹かれる。とある会合で同席した声楽の先生から強く勧められ、アートふる山口の野外会場で開かれたヤマザキヤマトのミニコンサートに足を運んだのだが、これはじ つに良かった。少々陰鬱な小雨模様にも関わらず、彼が繰り出すアフリカのリズムにおもわず大地を踏みこんで全身で跳びはねる自分を抑えられなかった 。まあ最初から抑えるつもりはさらさらなかったが。
ジャンベなどアフロ系の楽器奏者として知られる彼ヤマザキヤマトだが、本日はハング(またはハング・ドラム)というスイスで2001年に開発された打楽器の音を主に聴かせてくれた。これは写真の通り中華ナベを二つくっつけたよう形をしており、叩く箇所によっていくつかの音階を表現できる。音はスティールパンに似ているが、柔らかく温かみがある。
演奏された中では、2ndアルバムのタイトルにもなっているTo The Moonが特に気に入った。Youtubeにもいくつか演奏シーンがupされている。以下のリンクは本日も演奏した「闇を走る」。
身体を原初の舞踏に誘う野生的なリズムに合わせ、誰にもわかる平易な日本語でメッセージを歌うヤマザキヤマトは、人びとに笑顔をもたらすアフリカの明るいシャーマンのようだ。
- [2008/10/05]
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