FC2ブログ

由布市ツーリストインフォメーション 

 JR由布院駅を出て右手に立つのは、由布市ツーリストインフォメーションセンター。別名、YUFUiNFO。設計は大分県立美術館を手掛けた坂茂。木材や紙を多用した建築が有名で、2014年にはプリッカー賞を受賞。ポンピドゥー・センター・メスやラ・セーヌ・ミュジカル(→ブログ:新建築2017年6月号)、富士山世界遺産センター、台南市立美術館當代館も彼が手掛けた。


 逆光だったので、裏口から入ってみることにする。



 由布院駅にも待合室があるが、観光客が増えて狭くなったせいもあって?、ちょうどいい休憩場所になっている。新しい木の香りがじつにイイ。中国・韓国からの観光客が多く、スーツケースが大量に置いてある。



 曲線の梁を実現できる集成材(→wiki)は、日本各地の新しい建築物で用いられるようになってきた。近い将来、驚くような木造の高層建築が続々と出現するに違いない。



 スロープをあがって2階へ。


 2階には書棚を設けていて、由布院だけでなく、世界各地の観光地を紹介する旅の本を並べている。



 窓から由布岳を望む。



スポンサーサイト



JR由布院駅舎 



 コミコ・アートミュージアムを観るために、久しぶりに由布院へ。ほとんど主張がないので、うっかり見落とすところだったが、JR久大本線・由布院駅の駅舎は磯崎新の設計。残念なことに補修中。





 正面右手の待合室は、ギャラリーになっている。パンフレットなども置いてあって、ゆふいん文化・記録映画祭を開催していたことを知る。うーん、ほんとモノを知らないなあ^^;。今回は鋤田正義の記録映画など上映していたが、想定外なので寄れず。由布院では、毎年夏に湯布院映画祭を開催しているが、こちらもタイミングが合わず、まだ行ったことがない。


 中央部吹き抜けの木造クロスヴォールト天井に特徴がある。


 駅を出て右手には、今年できた坂茂のツーリスト・インフォメーションもある。

コミコ・アートミュージアム由布院(2) 

 コミコ・アートミュージアム由布院(1)からの続き。



 杉本博司の写真作品は、海景シリーズのうち、シリーズ第1作の「カリブ海」(1980)、イオニア海、ロスコーを想わせるグラデーションが美しい「エーゲ海」(1990)、ほかの海景とは異なり白い湖面と空からなる「スペリオール湖」(1995)など5点。



 建物の随所に焼杉(→wiki)や落水和紙など、日本の伝統的な技法が使われている。



 美術館の2階には、ラウンジが広がり、外には枯山水の庭が築いてある。


 庭の彼方にみえるのは、由布岳。


 こういう試みで由布院をアップデートしてくれるのが韓国系のコンテンツ企業、というのが今の時代を物語っている。日本の企業ももっとメセナに力を入れて、由布院に新しい私設美術館や新しいスタイルの庭園を築いて欲しいものだ。





 文中敬称略。