アール・ブリュット ポスター展 

 私は『アウトサイダーアートの世界』という日本にごくごくわずかしかないアウトサイダー・アート紹介サイトの管理人である。
 アウトサイダー・アートというのは芸術家となる訓練を受けていない人たちが芸術家になるつもりなどさらさらなく、ひたすら私的に偏執的に創り出したもので、結果としてそれが見る者たちに芸術を感じさせるような作品のことだ。作家の多くが知的障害者で、強迫観念が極度に塗り込められたような作品が多い。
 銀座資生堂ギャラリーが昨年秋にアール・ブリュット展を開催し、芸術新潮も14年ぶりくらいに アール・ブリュットの特集を組んだので、だいぶ日本でもアウトサイダアート/アール・ブリュットが浸透してきたように思う。
 アウトサイダーアートというのはジャン・デュビュッフェの提唱した「アール・ブリュット」(生の芸術)の英訳語だ。英語の政治力が圧倒的に強いために日本でもこちらのほうが有名になって私までそれに加担した(ほとんど影響力はないが)わけだけど、本来は「アール・ブリュット」が正しい。まあ、デュビュッフェもアール・ブリュットの定義にこだわり過ぎてグダグダになってたわけだし、アートのカテゴライズなんてなんとなくわかる程度でいいよね。
 アウトサイダー・アートの有名な作家といえば、数年前に東京のワタリウムで展示会があったヘンリー・ダーガーで、ダーガーの生涯を描いた映画が今年、日本でも上映されるそうだ。
 ブレイクしたらサイトでいじましくアフィをやっている私の懐にも若干のおこぼれが回ってくるかもしれないのだけど、アート系の映画だから東京だけの単館上映にとどまりそうな気がする。

 ところで今、大阪でアール・ブリュットのポスター展をやっているそうだ。場所は地下鉄四ツ橋線四ツ橋駅にある&'s Bar(アンズバー)。大阪近辺にお住まいで興味のある方は寄ってみてください。
 もし今回見逃しても、毎月一週間づつアール・ブリュットの紹介活動をおこなうそうなので、ギャラリースケジュールで予定を確認してみてください。

3/13(mon)~3/19(sun) : &'s scene■
『Art Brutポスター展 』~生の芸術の世界~
http://www.andsshop.com/
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