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川棚の杜 

川棚の杜

 堀尾寛太と平楽寺昌史による『目的の設計』展のライヴ・パフォーマンスを観るために川棚温泉へ行く。

 川棚温泉にはわりとよく行くので、あらためてブログに書くこともなかったが、川棚の杜は隈研吾の設計。彼は、ザハ・ハディトに代わって、2020年東京五輪会場となる新国立競技場の設計を手掛けることとなった。新国立競技場の名称は「杜のスタジアム」。今年3月~5月には、東京ステーションギャラリーで大規模な個展が開催された。
 隈研吾は同じ川棚地区で、安養寺・厚母大仏殿も手掛けている。たしか、山陽小野田市の焼野ビーチにあるスペイン料理の店、ソル・ポニエンテも彼だ。

川棚の杜

 いつのまにか新しくなった豊浦町のサイトによると、ピアニストのアルフレッド・コルトー(→wiki)が晩年の1952年、2か月にわたる日本全国公演を果たした際、川棚観光ホテルに宿泊して当地を気に入り、豊浦町の沖合2キロに浮かぶ無人島、厚島(あづしま)をぜひ買い取りたいと言ったそうだ。当時の川棚村長と村民は「永久にお住みになるなら無償で差し上げましょう」と快諾し、島の名前を「孤留島(コルトー)」と命名する提案までおこなったと伝えられている。ただ、コルトーは帰国後、病に倒れて10年後に亡くなった。川棚の杜は、コルトーが宿泊した川棚観光ホテルの跡地に立っている。

川棚の杜
 川棚の杜は、正面から裏手にある駐車場に向かってゆるやかに傾斜する土地に立っている。形状はごらんの通り、折り紙でつくったような、大きさの異なる三角形を組み合せた多面体。自然の山並みを抽象的に表現したと言われている。内側は木繊セメントパネルで覆われた無柱空間。

川棚の杜
 コルトーホールでは、クラシックやジャズのコンサートしかやらないのかと思い込んでいたが、こういう電子工作系の試みもおこなうようになったのね。堀尾寛太は福岡のアルティウムで、志水児王とともに以下のようなことをおこなっている。
 地元下関在住・平楽寺昌史のサウンド・インスターレーションとパフォーマンスが混在したような作品が素晴らしかった。このような試みは、地方では特に集客が厳しいと推測するが、ぜひとも継続して欲しいものだ。

「Re-actions 志水児王・堀尾寛太」志水児王 ライブパフォーマンス from 三菱地所アルティアム on Vimeo.



 まだ10月というのに、夜になると想像以上に冷え込む。地元出身の辻菜月による「万華鏡プロジェクションアート」というのはこれかな?
川棚の杜

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