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トークイベント「詩的なコンピュテーションとは何か?」@YCAM 

SFPC2019 in 山口

 YCAMスタジオCでフレデリック・ワイズマンの映画『エクス・リブリス』をみた後は、次の上映であるスパイク・リー『ブラック・クランズマン』という流れとなるところだが、この日はスタジオBでSFPC summer in Yamaguchi関連トークイベント「詩的なコンピュテーションとは何か?」をやっていたので、『ブラック・クランズマン』はパス(でもいつかスパイク・リーについてもなんか書きたい)。

 スタジオBでイベントが行われる場合、同じ時期スタジオCで上映される映画とつながりがあると見ていい。

 『エクス・ブリス』では冒頭、リチャード・ドーキンスが「科学は現実の詩だ」と述べる。ドーキンスは『虹の解体』で、「ニュートンが虹の原理を解明したことで虹の詩情が損なわれた」という『ピータールー マンチェスターの悲劇』の時代を生きたロマン派詩人ジョン・キーツの見解を批判した。
 これは現実の観察であるドキュメンタリー映画に詩性は宿るか?という課題にも、計算式やプログラミングコードで書かれたものに詩は宿るか?という課題にも通じあう。

  美術手帖2017年1月号~ライゾマ特集でも紹介されていたSFPCはSchool For Poetic Computationの頭文字。内容はbound baw ニューヨークにある“詩的プログラマー”の楽園、SFPCを読めば概要がつかめる。記事に登場するTaeyoon Choiが今回、山口でおこなわれたSFPCでも講師を務めている。

 登壇者の話では「モジュール化は人びとの分断にもつながった」、「コントロールではなくケア」みたいな話が面白かった。「モジュール化」については、ゼロ年代初頭に出版された『モジュール化―新しい産業アーキテクチャの本質』にまとめられている。

SFPC2019 in 山口

 SFPCってプログラミングスクールだろ?と思ってはいけない。はんだ付けとかもするようだ。

SFPC2019 in 山口

SFPC2019 in 山口
 休憩中の様子。

SFPC2019 in 山口
 壁に貼ってあったドローイング。今回のスクールの中間成果物だろうか。なんかアウトサイダーアートっぽいw。どういう課題に基づいて描いたのだろう?と想像するのも愉しい。

SFPC2019 in 山口
 こちらはNAND論理の完全性を理解するために、NANDゲート(→wiki)で実際に論理回路をつくってみよう、的な試みかな。

 今回のスクールでは、日本だけでなくタイや中国、韓国からも参加者があったという。

 文中敬称略。

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