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岡山芸術交流2019(6) ~林原美術館ほか 

 岡山芸術交流(5) ~岡山城下ほかからの続き。

 日はしっかり傾いてきて、最後の展示場所は林原美術館。

 岡山は倉敷の大倉美術館が超有名だが、ベネッセの直島における取組など、私企業によるアート振興が盛んな地域だ。wiki:林原美術館にある通り、ここも岡山の林原グループが母体となって設立された美術館。株式会社林原は、いまは経営破綻して長瀬産業の傘下に入ったが、かつてはバイオ試薬メーカーとして映画『ダラス・バイヤーズ・クラブ」にもちょっぴり登場した。建築設計は、岡山県庁舎や天神山文化プラザ、熊本県立美術館等を手掛けた前川國男。

 ↓は、ピエール・ユイグの 《2分、時を離れて》。
岡山芸術交流2019
 映っているのは、ピエール・ユイグとフィリップ・パレーノが2000年前後、日本のアニメ製作会社から4万6000円で購入した少女キャラ「アン・リー」(AnnLee)。

 しばし、渡された紙の資料に目を落としていると、無機質な少女の声が話し始める。「あたしの名前はアン・リー。現代アートの世界では少しは知られた名前よ」。てっきり、映像の音声かと思ってしばし放っておいたが、ふと目をあげると、目の前に小学生くらいの女の子が立っている。無表情で動きがぎごちなく、肌の感じも人工的で、どことなくアンドロイドっぽい。いや、ひょっとしたら、本当にアンドロイド?と思ってしまったよ。これはティノ・セーガルが「アン・リー」をベースに仕掛けたパフォーマンス作品だったようだ。全然噛まなかったし、しっかりトレーニングされてる。そういえば、杉本博司の江之浦測候所でティノ・セーガルの個展があったっけ。
 「最後に質問してもいい? 記号と憂欝の関係って何?」。そうだなあ、デューラーの『メランコリアI』に描かれた魔法陣とか思い浮かべたらいいのかな?

↓はイアン・チャン(→wiki: Ian Cheng)の《BOB(信念の容れ物)》
岡山芸術交流2019

↓は同じくイアン・チャンの《BOBのいる世界(経典その1)》
岡山芸術交流2019



 ↓はRSK山陽放送の壁面に投射されたジョン・ジェラードの《アフリカツメガエル(宇宙実験室)》。ループしているようでループしてない。なんかずっと見ていたいような気にさせられる3DCG。
岡山芸術交流2019

 ↓は佐藤武夫設計による岡山市民会館の壁面に投射されたミカ・タジマの映像作品、『ヒューマン・シンス(岡山)』(2018)。
岡山芸術交流2019

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