山陰アートツーリズム(4)~植田正治写真美術館 

植田正治写真美術館3
 今回は横着を決めてほとんど画像だけのブログにしてみようと思ったけれど、写真美術館を扱ったブログで写真画像ばかりというのはあまりにも身の 程知らずなので^^;申し訳程度にテクストを添えておこう。
  植田正治写真美術館は、『少女四態』など独自の作風で有名な写真家・植田正治(1913-2000)の作品を収蔵・展示する個人美術館である。植田は生まれ育った鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で写真館を経営しながら山陰の風景や人びとの写真を撮り続け、砂丘を背景にして被写体をあたかもオブジェのように配置した演出写真「植田調」で、世界的に知られるようになった。1996年にはフランスから芸術文化勲章を受章している。

植田正治写真美術館6
 植田正治写真美術館は、伯耆富士の異名をもつ大山の裾野に広がる田園地帯に建っている。今は亡き大阪のキリンプラザ(1987-2008)等のポストモ ダン建築で知られる京大の高松伸が設計を手がけて1995年に完成。建築批評家の五十嵐太郎が ケン・プラッツの連載コラムでポストモダン時代の高松の建築を「改造車マシン的」「ヤンキー的なデザイン」と評していたが、その作風は90年以降、大きく変化して、本建築はコン クリートの量塊感と質感が魅力的な作品になっており、芸術選奨文部大臣賞を受賞している。
植田正治写真美術館10

植田正治写真美術館9
 エントランスは駐車場から距離があり、大山を望む南側ではなく北側に設けられている。それはあたかも建物をカメラを喩えて、大山をとらえようと ファインダー側から覗くように入るという意味なのだろうか。
植田正治写真美術館1
植田正治写真美術館11 植田正治写真美術館12
植田正治写真美術館2
 平日の9時半頃に訪れたせいか、快晴なのに観客はほとんどいなくて静かに鑑賞できる。

大山
 建物の間のスリットから大山を望む。

巨大カメラ
 やはり美術館そのものがカメラになっていて、映像展示室には直径600mm、重さ625kg、焦点距離が8メートルを超える巨大レンズが取り付けられてお り、反対側の壁に“逆さ大山”が投影される仕組みになっている。まさにカメラ・オブスクラの中にいるという感じである。

 外に出て一周ぐるっと回ってみる。
植田正治写真美術館7
 年月を経て良い塩梅に黒黴を帯びてきたコンクリートの質感が美しい。
植田正治写真美術館8
 高松伸は島根県仁摩町の生まれで、山陰地方には太田市の仁摩サンドミュージアム(1991)をはじめとして松江市のくにびきメッセ(1992) 、美保関のメテオプラザ(1995)、浜田 市の世界こども美術館(1996)など高松の建築作品がいくつか見られる。
植田正治写真美術館4

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