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キネマ旬報2018年2月下旬号 

 ベスト10を見るためというより、高橋洋『霊的ボリシェヴィキ』と『リヴァース・エッジ』を特集していたのでメモ(もう3月上旬号が出てるというのに^^;)。

『リヴァース・エッジ』特集では、主演の二階堂ふみと行定勲監督の対談。行定監督のシャツに目が行った。コーディネータが選んだんだろうなあ。この時代だと、女性が自身のセックスを描いた漫画家というのは、個人的には内田春菊だな。もちろん岡崎京子は好い。

『霊的ボリシェヴィキ』。1959年生の高橋がずっと温めてきた企画らしい。彼の作品は脚本手がけた『女優霊』と『リング』しか観ていない。

 映画観てないのに言うのもナンだが^^、四方田犬彦の作品評は読ませる。ちょっと引用。
「(略)没落した後期資本主義社会である現在の日本は、本質的に無戒の社会なのだ。つまりいかなる行為も戒律の呪縛とは無関係に行うことができるが、その代わりに行為自体は「存在の絶えられない(ママ)軽さ」を超えていくことができない。」
 やっぱり福岡・山口で上映せんとイカンでしょ!

 川本三郎の追悼文で、サム・シェパードが昨年7月に他界したことを知る。ほかにも、『ガス人間第1号』に出演していた土屋嘉男が、溝口映画の録音技師・大谷巖が、ゴダールの『ウィークエンド』出演のミレーユ・ダルクが、同じくゴダールの『中国女』やパゾリーニの『テオレマ』に出演したアンヌ・ヴィアゼムスキーが、『エイリアン』のブレット役で知られ、ヴェンダースの『パリ、テキサス』(サム・シェパード脚本!)に主演したハリー・ディーン・スタントンが、NHKドラマ『天下御免』(1971~72)や『事件』シリーズ(1979~84)が好きだった早坂暁が、2017年に亡くなった。『中国女』は、ゴダールが喜んでもらうつもりで見せたら中国大使に「バカにするな!」とカンカンに怒られたらしい。

 ジョージ・A・ロメロもトビー・フーパーも昨年亡くなった。
 本号は60年代生まれがメインターゲットなのかな? 篠崎誠×青山真治の対談は時代を語っていて好い。トビー・フーパーも生まれはテキサス・オースティン。亡くなる前の作品とはいえ、『ノクターナル・アニマルズ』(→ブログ)はフーパーへのオマージュだったのかもしれない。黒沢清と同じく階段好き、建築映画監督としてのフーパー。『悪魔の起源ジン』は見たいなあ。ウィリアム・フリードキンに『悪魔のいけにえ』はエンタメか、アートか、としつこく問い詰められて「Fuckin' Art」と応えたエピソードを最後にもってくるところも好い。うーん、自分のブログタイトル「ファッキン!アートブログ」に変えようかな(変えねーよw)。

 最近いくつか心当たりがあって、ブログ:キネ旬1月上旬号のような投瓶を試みたのだが、ひょっとしてどなたかビン拾ってくれたのかな?
 妄想かもしれんが、うっすらと「承認」感と「パノプティコン」感を覚えたよ。ブログが好いのは、ツイッターやフェイスブックのようなファストなコミュニケーション・チャネルではなく、届くか届かないか定かでない、曖昧でスローなコミュニケーション・チャネルだから。「承認」を求めてガツガツせず、「このWEB(世界)の片隅で、ウチを見つけてくれてありがとう」という感謝の気持ちをもって続けるのが、アウトサイダーの流儀。ちゃんとした「承認」を得たいなら、匿名はアカンよ~てことかな。

 いかん! このまま言葉を続けると、ネット陰謀論に発展しそうでコワイw。

 文中敬称略。

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