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北九州空港周辺 

北九州空港周辺

 知り合いを見送るために北九州空港(→wiki)に行った。
 この日はほかに用もないので、久しぶりだし、付近を散策することにした。

北九州空港周辺

 福岡国際空港と比べてもしょうがないのだが、福岡空港、2023年までの中期計画と30年後の将来イメージを発表(スカイバジェット(2019.4.27記事)なんて記事を読むと、やはりどうしても見劣りしてみえる。
 北九州空港のおもな目的は国内海外の貨物輸送。あとは、九州で唯一の24時間空港というのが特徴で、2014年11月に策定された「福岡県の空港の将来構想」では、おもにLCCと貨物専用便が割り振られている。実際、スターフライヤーの本拠地となっている。ただし、貨物輸送業者の物流拠点はいまだ福岡空港周辺に集まっており、取扱貨物量は福岡空港に遥かに及んでいないようだ。

北九州空港周辺

 藤井聡の『インフラ・イノベーション』を読んでちょっと驚いたのは、国際貿易における海上輸送/航空輸送の比率。重量ベースだと圧倒的に99.5%以上が海上輸送だが、金額ベースにすると、海上輸送は約3/4。約26~27%が航空輸送ということだ。電子部品など軽量の高額部品は、短納期に合わせて航空輸送ということか。
 北九州空港の近くには新松山工業団地があって、トヨタとユニ・チャームの工場が立地し、苅田港には三菱マテリアルや日産自動車などの工場もある。どちらも製品が航空輸送されるところはあまり想像できないが、部品・原材料ベースの輸送に利用できそう。東京への/からの出張者は、早朝・深夜便を利用した日帰り出張を強いられたりするのかなw。ちょっとカワイソウw。

 今年の春から静岡空港便就航が始まった。自動車産業や航空機産業の集積が進むと言われる中部地方との連携ということか。『インフラ・イノベーション』では、創設当時いろいろと叩かれた静岡空港の現状にも触れていた。余談だが、本書は水辺空間の利用や下水道イノベーション、竹村公太郎(→wiki)による水力発電イノベーションアイデア、マウンド礁(人工海底山脈)、基幹航路の便数減少への危機感など、なかなか興味深い点が多かった。

北九州空港周辺

 空港近くに立つ東横イン。車で来た客は1泊すれば、駐車場は10日間無料とのこと(2019年7月現在)。宿泊費が安いし、早朝・深夜便利用者には便利だが、どれくらい需要があるかだな。出張者がほとんどだろうな。

北九州空港周辺

 福岡が華やかな第3次産業の都市であるのに対し、北九州市は都市計画においても第2次産業優先から脱却できていない。空港の立地や設計に関わる決定プロセスでも、空港利用者の気持ちより産業目的が優先されている感じが否めない。

 福岡が歩行者(ウォーカー)中心に考えられたまちを志向するのと対照的に、北九州市は全体的に自動車利用者のまちにとどまっている。隣の苅田町とともにトヨタ、日産の工場が経済を担っているためやむを得ない点もあろうが、21世紀の現在でも発想がマーケットインというよりプロダクトアウト的。つくってから用途を考えるというタイプの思考が見え隠れする。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致の話があるらしい。経済的な発展が望ましいのはもちろんだが、その半面、ますますキライなタイプの街になっていきそうなワルイ予感w。かつてはラスベガスにも何度か行ったが、昨今の統合型リゾートのトレンドがどんなものかよくわからない。あまりギトギトしない、環境に配慮した未来的でスマートなIRであれば反対はしない。

北九州空港周辺

【追記 2019-8-22】
 西日本新聞webに2019-8-22関連記事あり。うーん、実際に検討するとなると悩ましいところがある。オール九州で考えるなら長崎のほうがいいのかも。考えるべきファクターが多いし、知識が乏しいのでなんとも言えない。まあ、優先順位が高いのは下関北九州道路(→wiki)のほうだなw。橋はあらたな景観をつくるし、橋そのものが観光資源となる。今の関門橋が残念なのは、建設した時代のせいでもあるが、歩行者や自転車乗りのことを全く考慮していないこと。
 強風対策や予算もあるので橋がいいかトンネルがいいか一概には言えないが、効率性のみでなく「観光」を大きなファクターとして検討を進めて欲しいものだ。

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